江戸川区の不動産エージェント江戸川不動産情報館・金野秀樹(コンノヒデキ)です。

本日のテーマは、「タワーマンション修繕問題について」です。

参考にして下さい。

マンションの中でも、憧れの存在とされているタワーマンション、住居として住むだけではなく、タワマン投資やタワマン節税と言われて、もてはやされていますね。

ところが、最近、タワーマンションに対するネガティブな情報が増えてきました。

それは、修繕問題についてです。

先日、NHKの番組「クローズアップ現代」でも、タワーマンションの修繕問題について特集されていましたね。

https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4287/index.html?1558922740

タワーマンションの高層階は、一般的な足場が組めない為、ゴンドラ等の特殊な機材が必要になり、その分、費用が増えてしまうそうです。

さらに、これは、タワーマンションだけの問題ではありませんが、そもそも修繕積立金が足りてないという問題もあります。 

修繕積立金が足りていない原因は、段階増額積立方式という修繕積立金の集め方なのです。

新築当初に設定された修繕積立金は安く設定されています。

その為、将来的には、修繕積立金が足りなくなります。

何故、それがわかっているのに、こういう方式をとるのでしょうか？

うがった見方ですが、マンションの販売事業者は、売る事が第一義なのでしょう。

売りやすくする為に、毎月のランニングコストを安く設定しているのです。

これはいずれくる修繕問題を先送りにしてしまっているという事ですよね。

さらに、この段階増額積立方式、実際に修繕積立金を増額する為には、所有者の同意が必要です。

議決権者の半数の同意が得られなければ、増額が出来ないのです。

大規模修繕費用は、「1㎡あたり200円程度が必要」という見解を国土交通省は示しています。

マンションの購入を検討している方は、検討マンションの修繕積立金を確認してみましょう。

弊社、江戸川不動産情報館は、この修繕積立金について簡単に査定出来るセルフインスペクションアプリをご提供しています。