江戸川区の不動産エージェント江戸川不動産情報館・金野秀樹(コンノヒデキ)です。
本日は、国土交通省がおこなっている「住宅市場動向調査」をご紹介しましょう。
平成30年度の調査結果はどうだったのでしょうか?
平成30年度住宅市場動向調査を読み解く
この調査の内容は、住み替え・建て替え前後の住宅や、その住居に居住する世帯の状況及び住宅取得に係る資金調達の状況等について把握し、今後の住宅政策の企画立案の基礎資料とすることを目的として、毎年実施しているものです。
不動産購入の決断理由
不動産の購入を決断した時の要因とは何なのか?
例えば、購入する不動産の種類、新築戸建にするか、新築マンションにするか、中古戸建にするか、中古マンションにするか等々、様々な選択肢がある中で決断していくことになるわけです。
実際に、不動産購入を経験をした人たち、言わば、これから不動産購入をする人からすれば、先輩にあたる経験者の皆様の決断理由を読み解いてみましょう。
新築か?中古か?
中古住宅を選んだ方の内、6~7割の方が、その理由として「予算的にみて中古が手頃だったから」と回答しています。新築より割安という点がポイントになったようですね。
一方で、新築にした方の理由は「新築の方が気持ち良いから」がトップの回答。
「気持ちいいから」という理由は、個人的に少し心配になります。
確かに、新築住宅は、全てが新品でピカピカですから、不動産営業マンも売りやすく、そして「儲かる物件」である事が多く、購入した直後は、お客様も不動産営業マンもハッピーなのですが、10年後、20年後に、お客様がハッピーかどうかは、眉唾物です💦
以前、こんな記事を書きましたので参考にして下さい。
☆2019/05/04 不動産営業マンが大好きな「儲かる物件」とは?
☆2019/05/03 令和の不動産購入は「資産価値が減りにくい住宅」
中古住宅も、ころあいの良い物件を選んで、リフォームを施せば「気持ち良い」物件となり、なおかつ、資産価値も維持しやすいものとなります。
日本のこの新築信仰文化は、まだまだ続きそうです。
逆を言えば、この新築信仰文化の時代で、「逆張りの発想」が持てれば、それが、アドバンテージとなります。
興味のある方は、弊社の下記セミナーをご受講してみてください。
それから、決断しても遅くはないですよ。
住替え前後の住宅の広さを比較
続いては、住み替え前後の床面積の広さについての比較です。
中古マンションを購入した方は、購入前「68.5㎡」購入後「69.6㎡」と、ほとんど差がないですね。
マンション購入を選択される方は、賃貸で家賃を払い続けるより、将来は資産となるように住宅購入をする方が多いのかもしれません。
一方、中古戸建を購入した方は、購入前「81.9㎡」購入後「121.6㎡」と、約1.5倍の広さになっています。
戸建てを選択する方は、広さを重視する傾向があるようですね。
住宅を購入するきっかけ
中古戸建の購入者は、世帯人数が3人・4人の方が、全体の60%超という結果です。
「結婚・出産により手狭になった」ということが、住宅購入の決断になっていることが推測されます。
一方で、中古マンションの購入者は、最多が世帯人数2人となっています。
中古マンションの場合には、結婚を機に、賃貸から住宅購入へという流れが多いと推測されます。
住宅取得時に影響を受けたこと
三大都市圏で、住宅取得時に影響を受けたことの1位は、「金利動向」でした。
低金利が、住宅購入を後押ししているようです。
一方で、価格相場の影響率が以前より下がっていることが見受けられます。
2020年の東京オリンピックの影響による景況感や建築コストの上昇(建材・人材不足等)など、不動産価格を押し上げる要因も働いていますが、それ以上に住宅ローンの金利が低い事が、不動産価格が高めでも、不動産購入を決断している要因になっている方が多いようです。
平成30年度住宅市場動向調査のまとめ
・新築住宅を選択する理由は「気持ちが良いから」、中古住宅を選択する理由は「新築より割安だから」。
・住み替え前後の広さについては、中古マンション選択者は、ほぼ同じ面積を選んでいる。
・住宅を検討するきっかけについては、中古戸建の選択者は「手狭になったから」、中古マンションの選択者は世帯人数が2人が多いことから「結婚」がきっかけの様です。
・住宅取得時に受けた影響は、住宅ローンの金利が第1位でした。不動産価格が、東京オリンピックの影響で高めでも、金利の低さが、カバーしているようです。
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