江戸川区の不動産エージェント江戸川不動産情報館・金野秀樹(コンノヒデキ)です。
2016.4/14に発生した熊本地震から、3年が経過しました。
8,329戸が全壊という被害をもたらした熊本地震。
本日は、熊本地震から学んだ教訓について考えてみましょう。
熊本地震によって高まる耐震化へのニーズ
震度7が2回発生、震度1以上の地震は4,484回起こったそうです。
繰り返す余震への対策や、より高い耐震性へのニーズが高まりました。
地震の発生回数
震度6強以上の地震が7回も発生し、繰り返し発生した地震によって倒壊する住宅もありました。
木造住宅の建築時期別被害状況
新耐震基準であっても無被害は2割のみ
2000年、1981年の前後で耐震性能に大きな開きがありました。
1981年~2000年築の木造住宅(いわゆる新耐震基準)であっても「無被害」わずか2割のみでした。
1981年~2000年築の木造住宅に関する動き
国土交通省が「新耐震木造住宅検証法」を取りまとめ、2017年5月に公表されたリフォーム推進協議会発行の冊子で、『「81-00年木造住宅」は、現行の耐震基準を満たしていな為、耐震診断が必要』と明記されました。
木造住宅の耐震性能チェック
木造住宅の耐震性能のチェックについて解説したリーフレットをご紹介します。
制震へのニーズが高まる
「81-00年木造住宅」は、耐震診断を行い耐震性のチェックが必要である。
また、旧耐震よりも耐震補強を行う事で、耐震性が大きく改善できる年代といえる。
繰り返す大地震に備えて、耐震だけでなく制震も検討したい。
現行耐震かつ耐震等級「3」の住宅の9割が無被害で、1割も軽微な損壊だった。
耐震診断結果調査データ
新耐震基準の「81-00年木造住宅」でも、85.64%の住宅は現行の耐震性(評点1.0)を満たしていないとの結果です。
中古戸建ての購入をご検討される際には、上記のデータをご参考にして下さい。
新耐震基準の年代の戸建てであっても、2000年5月以前の木造住宅(いわゆる「81-00年木造住宅」)は、約85%の住宅が現行の耐震性能を満たしていません。
「81-00年木造住宅」の年代の中古戸建ての購入を検討される際には、必ず「耐震診断」を行い、耐震補強計画を作成の上、耐震補強工事をしてお住まいになる事をお勧めします。
上記、耐震補強工事の平均金額は、約166万円です。
築20年超の場合は、耐震補強工事を推奨
「81-00年木造住宅」で、築20年を超えている場合は、耐震補強工事を行う事を特におすすめします。
税金の軽減措置も活用出来る
現行の基準までの耐震改修工事を行い、「耐震基準適合証明書」を取得することにより、築20年超の中古戸建てを購入しても「住宅ローン減税」「登録免許税の軽減税率」「不動産取得税の軽減」を活用する事が出来ます。
上記税金の軽減措置にて受けられる費用は、数十万円~最大二百数十万円と減税効果がかなり大きいです。減税される金額で、耐震補強も出来てしまう事が多いのです。
減税も出来て安心も買えることになりますので、行わない選択肢はありません。
自分の身は自分で守る
江戸川不動産情報館では、築10年以上の中古戸建てを購入する場合には、購入前の「インスペクション(建物状況調査)」を実施する事。「既存住宅売買かし保険」の付保を推奨しています。そして、「81-00年木造住宅」の中古戸建てを検討する場合には「耐震診断」の実施を推奨しています。
巨大地震は、日本全国どこでも起き得ます。いつ発生してもおかしくない大地震に対してどう備えていくのか?
自分の身は、自分で守る。
その為のお手伝いを、日々させて頂いております。
ご不明な点等ございましたら
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