江戸川区の不動産エージェント江戸川不動産情報館・金野秀樹(コンノヒデキ)です。
本日は、「不動産」ではなく、資産価値がない「負動産?」「腐動産?」について解説していきましょう。
参考にして下さい。
負動産・腐動産とは?
「不動産」ではなく、「負動産」「腐動産」という表現をご存知でしょうか?
簡単に言ってしまえば、資産価値がなくなった不動産の事を揶揄しています。
【参考記事】
あなたの部屋▲180万円で買い取ります
▲180万円で買い取ります。
???
180万円を支払えば、買い取りますってどういうこと?
腐動産化した物件事例
越後湯沢のリゾートマンションのお話です。
買主側からすると、購入したあとのランニングコスト(管理費・修繕積立金・固定資産税)を考えると、180万円もらっても、正直手を出したくない物件です。
問題の根源は人口減に集約されるので、記事にあるように外国人向けのビジネス?という事なのでしょうね。すでに都心の湾岸マンションで発生しているように、外国人の居住者が多いマンションは、管理組合の機能不全が懸念されます。
国民性が違う中で、多様な考えを纏めるという社会としての準備が足りないまま、移民を受け入れるという大きな問題に巻き込まれていく形となります。
「どの街を選ぶか」が大事
コンパクトシティー化が必要になるであろう日本。
そこで大事な事は、将来に渡って人が集まり続ける街を選ばないと、20年後~30年後にお金を払っても引き取ってもらえない状況も起こり得るということです。
特にマンションは、共有物となるので街選びが重要です。越後湯沢のリゾートマンションは、越後湯沢であることや、リゾートマンションであることが原因でなく、都市部であっても、条件の悪い街では、十分に起こり得る事象です。
負動産・腐動産を選ばないように
これから顕在化する住宅問題は、バブルの頃に家を買った、60歳以上の世代で発生します。後期高齢期の介護問題や、亡くなった後の相続問題で、不動産の処分が必要になりますが、売るに売れない物件がたくさん出てきます。
人口の構成を見れば一目瞭然です。60歳以上の世代の家を購入する不動産の一次取得世帯(30歳代)があまりに少ないからです。特別な家でないと売れないとまでは行きませんが、普通の家でも売れ残るのは容易に想像できます。
不動産を購入する世代が減少していく。
空き家が増えている。
それでも、下記図のように、新築マンション・新築戸建は、毎年、大量に着工されて供給されています。
・マンションの着工推移
・戸建の着工推移
人口減・少子高齢に起因する住宅問題は、今後、ますます顕在化していきます。
はっきりしていることは、これまでの常識で住宅購入を判断してはいけないということです。
住宅を「人生最大の負債」にしない為には、「家の買い方が重要」なのです。
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