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住宅購入時に把握しておきたい仏壇の向きについて 江戸川不動産情報館

住宅購入時に把握しておきたい仏壇の向きについて

おはようございます!

江戸川不動産情報館です。

 

本日はちょっと志向を変えて仏壇についてです。

参考にして下さい。

住宅購入時に把握しておきたい仏壇の向き

仏壇を持っている方の場合、引っ越しや住宅購入時に置かれる向きを気にされる方がいます。

また、引っ越しと同時に新しく仏壇を購入しようと思われている方はどの向きで置くかを考える必要があります。

そもそも、仏壇の向きはそれぞれの宗派によって決まっていますし、必ずその向きに仏壇を配置しなければならないというルールは無いそうです。

 

宗派による正しい向きとその理由を把握すれば、よりよい供養にもつながると言われていますので、今回は「住宅購入時に把握をしておきたい仏壇の向き」というテーマで記事を書きたいと思います

この記事では、仏壇の向きが持つ意味、宗派ごとの適切な仏壇の向き、置き場所を決める時に注意することなどをご紹介します。

◆仏壇の向きについて

宗教によって仏壇を置く方向が変わるのは、宗教の歴史上の意味があるようです。

仏教では、あらゆる方角に仏がいるという考え方があり、仏壇を置く向きに吉凶はありませんが、北に向けて置くことは基本的には避けられています。 

※可能であれば、引っ越しや住宅購入時に置かれる仏壇の向きとしては「東向き」「南向き」が良いようです。


<仏壇を東向きに置く場合>

東向きの置く場合、東面西座説という説に従って配置する事が多いようです。

そもそもこの考えは、インドの慣習からきており、東は日の出の方角で立身出世の象徴とされています。

そのため、インドでは主人は東向きに座るのが良いといわれています。

これが日本にも伝わり、仏壇を東向きに置くようになったようです。

 

また、極楽浄土は西方浄土とも呼ばれ、西にあるとされています。

その極楽浄土の方角を向いて祈るために、仏壇は東向きになっているという説もあります。

これを西方浄土説というようです。

<仏壇を南向きに置く場合>

仏壇は南向きがよいとする南面北座説は、中国の慣習からきているといわれています。

王や高貴な人は南を向いて座る習慣があったため、家来は北を向いて座ります。

古代中国ではこれが一般的であり、日本でもこれに倣って敬う人は南向きに座るようになりました。

それ故に、敬うべき仏も南を向けて配置する事が多いようです。

宗派ごとの仏壇の向き

曹洞宗・臨済宗

曹洞宗と臨済宗では、仏壇を南向きに置くことが多いようです。

これは紹介した中国の習慣とは別に、釈迦が説法をするときに南向きに座っていたといわれていることも関係しています。

曹洞宗では実際に、場所条件さえ合えば南向きに置くことを推奨しているようです。

 

https://www.sotozen-net.or.jp/ (曹洞宗HP)

 

http://www.rinnou.net/ (臨済宗HP)

日蓮宗

日蓮宗では、特別どの方角に向けて置くという考えは無いそうです。

 

https://www.nichiren.or.jp/ (日蓮宗HP)

真言宗

真言宗は、他の宗派とは違い、本山中心説という考えを大切にしているようです。

本山中心説とは、拝む方向の延長線上に総本山がくるように仏壇を置くため、方角が決まっているわけではありません。

仏壇を置く部屋と本山との位置関係により、方角は変わりますので、住宅購入時には方位磁石を内見時に持参しておくと良いかもしれません。

 

http://www.koyasan.or.jp/shingonshu/ (真言宗HP)

浄土真宗・浄土宗・天台宗

浄土真宗、浄土宗、天台宗の3つの宗派は、仏壇を東向きに置くことが多いようです。

この3つの宗派は、本尊として阿弥陀如来を祀っています。

阿弥陀如来は西方浄土にいるとされ、その方角に向かって祈るために仏壇は東向きになります。

 

http://www.hongwanji.or.jp/ (浄土真宗本願寺派HP)

 

https://jodo.or.jp/ (浄土宗HP)

 

http://www.tendai.or.jp/ (天台宗HP)

仏壇の向き以外に置き場所を決めるときの注意事項

直射日光などの影響が及ばない場所に配置する

太陽は東からのぼるため、東側に窓がある部屋では直射日光が差し込みます。

そのような環境で、西側に本山があるからと東側に仏壇をおいては、仏壇が直射日光を浴びてしまうことになりますので、注意が必要です。

ほかには多湿な場所や空気の入れ替えが出来ない場所は仏壇を置くのに適しません。

その為、仏壇の向きにだけにこだわっていると仏壇を傷めてしまう事になりかねませんので、必要に応じて置く部屋や向きを変える必要があります。

仏壇の向き神棚とは向かい合わせにしない

日本では神仏習合(しんぶつしゅうごう)によって、神道と仏教が同一視された時期がありました。その為、神棚と仏壇が同じ部屋にある家も珍しくはありません。

同じ部屋にあること自体には問題はありませんが、向かい合わせに配置してしまいますと、問題が発生します。

 

その理由としては、神棚に祈っているときは仏壇に、仏壇に向かって祈っているときは神棚にお尻を向けてしまうことになります。

神仏両方にとって大変失礼なことになりますので、向かい合わせにしないよう注意しましょう。

仏壇の向きを床の間と向かい合わせにしない

床の間と仏壇を向かい合わせにすることもいけないとされています。

床の間は、その家でも最高の上座になります。

そのため、これに向かい合うように置かれた仏壇は、下座の扱いとなってしまいます。

逆に、床の間に仏壇を置くことは最上であるともいわれているので、床の間に仏壇を置くのは良い事とされています。

現代の住宅事情に合った仏壇の向きについて

最近はモダンな仏壇が増えているようです。

仏具店でも置き場所の問題から、モダンな小型の仏壇が良く売れるようです。

その為、住宅購入時にマンション購入された場合や、少し小さな物件を購入された場合は置きたい場所に仏壇を置けません。

現代の住宅事情に合った、どのお部屋のインテリアにも合わせられる、小型の仏壇がありますので、上記の仏壇の向き等を考慮して、配置を検討される事をおススメ致します。

 

そもそも住宅購入時は両親も健在で、仏壇の配置を考えている人は珍しいかもしれません。

 

もしかしたら、買い替えのタイミングで仏壇の向き等を調べられる方もいるかもしれません。

今後の参考にお役立てください。

 

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